こういうパワフルな絵は滅多に描けません。
2008/11/23
地下鉄のザジ
レーモン・クノーの「地下鉄のザジ」を読みました。
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田舎からパリにやって来た少女ザジは、地下鉄に乗ることをいちばんの楽しみにしていたのに、あいにくの地下鉄ストで念願果たせず、警官か誘拐魔か奇妙な男につきまとわれたりしながら、なんともお かしな人生体験をする・・・。
(中公文庫の裏表紙より)
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あらすじを見ると、ハートウォーミングな人情話を想像してしまいそうですが、主人公ザジは「クソガキ」です。
それも生半可なクソガキではなく、
子供とは思えぬ卓越したボキャブラリーで周りの大人のトラウマを引っ掻き回す、えぐいクソガキ。
そんなクソガキには大人たちの暗黙のルールは一切通用せず、彼らの秘密や本性にグリグリと手を突っ込んで抉り出していきます。
全編ひたすら会話で構成されており、ユーモラスで軽妙な言葉の応酬が心地よいです。
テレビドラマや舞台劇を観ているような読み味。
押し付けがましくないのがヨイですね。フランス人流石だぜ!
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田舎からパリにやって来た少女ザジは、地下鉄に乗ることをいちばんの楽しみにしていたのに、あいにくの地下鉄ストで念願果たせず、警官か誘拐魔か奇妙な男につきまとわれたりしながら、なんともお かしな人生体験をする・・・。
(中公文庫の裏表紙より)
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あらすじを見ると、ハートウォーミングな人情話を想像してしまいそうですが、主人公ザジは「クソガキ」です。
それも生半可なクソガキではなく、
子供とは思えぬ卓越したボキャブラリーで周りの大人のトラウマを引っ掻き回す、えぐいクソガキ。
そんなクソガキには大人たちの暗黙のルールは一切通用せず、彼らの秘密や本性にグリグリと手を突っ込んで抉り出していきます。
全編ひたすら会話で構成されており、ユーモラスで軽妙な言葉の応酬が心地よいです。
テレビドラマや舞台劇を観ているような読み味。
押し付けがましくないのがヨイですね。フランス人流石だぜ!
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