2008/12/17

実験


デフォルメしたタッチで女の子を描く場合は、髪型や髪の色・まぶたの角度や顔のバランス等で個性を出す手法が一般的です。
しかしその既存の方法論でだけ描き続けると、手癖に頼った画一的な描写に陥りがちです。
そこで
普段女の子を描く場合には見落とされがちなパーツや要素を強調したり描き加えたりする事で、より個性的で魅力的な女の子が描けるかも!?

ということで
まず一例として、下瞼が腫れぼったい女の子を描いてみたり。
シワに見えないようにするのがポイントのようです。

2008/12/06

今週観た映画



時計仕掛けのオレンジ

刺激的!!
狂気に満ちた近未来世界を彩るポップな配色や、随所に見られる実験的で斬新な演出が、
超暴力やセックスをスタイリッシュ且つグロテスクに魅せてくれます。
犯罪賛歌でも断罪の物語でもない、倫理観を揺さぶられるストーリーも強烈でした。


コンスタンティン

天国と地獄の間でもがき苦しむ主人公コンスタンティンには、
もう少し人間味のある俳優の方が合う気がしますが、どうでしょう?

内容は、さすがに詰め込み過ぎな印象を受けました。

2008/11/25

hero


こういうパワフルな絵は滅多に描けません。

2008/11/24

軍用犬



よくよく考えたらゾイドですね。

2008/11/23

Miss.Sunshine


一年くらい前に描いたものです。

地下鉄のザジ

レーモン・クノーの「地下鉄のザジ」を読みました。

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 田舎からパリにやって来た少女ザジは、地下鉄に乗ることをいちばんの楽しみにしていたのに、あいにくの地下鉄ストで念願果たせず、警官か誘拐魔か奇妙な男につきまとわれたりしながら、なんともお かしな人生体験をする・・・。
 (中公文庫の裏表紙より)
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あらすじを見ると、ハートウォーミングな人情話を想像してしまいそうですが、主人公ザジは「クソガキ」です。
それも生半可なクソガキではなく、
子供とは思えぬ卓越したボキャブラリーで周りの大人のトラウマを引っ掻き回す、えぐいクソガキ。
そんなクソガキには大人たちの暗黙のルールは一切通用せず、彼らの秘密や本性にグリグリと手を突っ込んで抉り出していきます。

全編ひたすら会話で構成されており、ユーモラスで軽妙な言葉の応酬が心地よいです。
テレビドラマや舞台劇を観ているような読み味。
押し付けがましくないのがヨイですね。フランス人流石だぜ!